通夜の時のマナーは服装や香典・・・について

通夜の時のマナーは服装や香典・・・について

葬儀の前に遺族や親族が亡くなった人と最後のお別れをするのがお通夜です。通常、亡くなった当日、または翌日の夜行われます。古くは亡くなった人の霊を邪霊から守るため、一晩中線香やロウソクの火を灯して寝ずの番をしていました。

お通夜の最近の動向

近年では、夕方から2時間くらいで終わる半通夜の形で行われることが多いようです。僧侶を招き読経をして、遺族や親族、会葬者による焼香が行われます。この後、通夜振る舞いと言われる食事が振る舞われます。

 

地域によって違いがあり、会食するのは親族のみで、会葬者は茶菓子や飲み物を持ち帰ることもあります。会葬者が帰宅した後、遺族は夜伽として一晩遺体に付き添いますが、最近では夜半に消灯して休むのが一般的なようです。

 

また葬祭場の都合や防犯上の理由から、夜間は施錠して入れなかったり、一晩明かりを灯すことができない場合などもあります。

 

本来、お通夜に参列するのは遺族や親族・故人と直接親交のあった知人や友人ですが、近年では仕事の都合などで、昼間の葬儀や告別式に参列できないなどの理由でお通夜に参列する人も多いようです。故人との付き合いの程度にもよりますが、葬儀と両方参列しても構いません。

お通夜に参列するときの服装は基本的に

お通夜に参列するときの服装は基本的には喪服です。男性は黒のスーツに白いシャツ、黒のネクタイをつけ、靴も黒です。女性は光沢のないひざ下丈の黒のスーツやワンピースなどを着用します。

 

靴やストッキングも黒です。長い髪は簡素にまとめます。時計やアクセサリーなどの光るものは外しておきます。結婚指輪やパールの一連のネックレスはつけても構いません。

 

お通夜の場合は訃報に接して取り急ぎかけつけた、という意味もあるので、喪服でなくても、グレーなどの地味な色合いのスーツでも大丈夫です。ハンカチは白を用意します。数珠なども出来れば準備します。

お通夜での基本的な流れマナー

香典は、お通夜・葬儀・告別式のいずれかの折に持参します。黒ののし袋に入れ、表書きは薄墨で「御霊前」などと書きます。薄墨で書くのは涙で文字が薄まる、という意味を表します。袱紗に入れて持参します。開始時刻の10分前には到着するようにしましょう。

 

会場に到着したら、受付で簡単にお悔やみの言葉を述べて挨拶し、自分の名前を記帳します。一礼して会場に入り、席について僧侶の到着を待ちましょう。私語は控えます。僧侶の読経の後、焼香が行われます。遺族・親族・会葬者の順に焼香していきます。数珠を持っている場合は房を下にして左手に持ち、右手を合わせます。全員の焼香が終わったら、僧侶が法話を述べ退席します。

 

この後、通夜ぶるまいになります。席に招かれた時は、故人への供養の意味合いもあるので断らずに箸をつけるのがマナーです。ただし、遺族の負担になるので長居はしないこと。タイミングを見て退席します。食事ではなく、菓子などを受け取って帰ることもあります。

遺族にお悔やみの言葉

遺族にお悔やみの言葉を述べるときは、頭を深く下げ、相手を悼む気持ちを表します。「この度は突然のことで」「ご愁傷様でございました」「お気の毒様でした」などの表現で弔意を伝えます。長話をしたり、遺族の感情を乱すような言動は避けます。

 

お悔やみの言葉には、忌み言葉というものがあります。縁起の悪いことを連想させる言葉を使わないということです。たとえば、「くれぐれも」「かさねがさね」「度々」「いよいよ」などの言葉は不幸を繰り返すことになるので使いません。また、「死ぬ」は「ご逝去」、「生きる」は「ご生前」などと言い換えて使います。

 

お通夜や葬儀・告別式は個人を偲ぶ場です。さまざまな年代の人が参列していますし、遺族は精神的にも体力的にも疲労しています。節度を守った振る舞いを心がけましょう。