緑茶のこと、あなたは知っている?冠婚葬祭の常識アレコレ

緑茶のこと、あなたは知っている?冠婚葬祭の常識アレコレ

お茶といえば緑茶。多くの日本人にとって、緑茶は最も身近なお茶といえるでしょう。お客として出向いた場所でも緑茶は出されますし、また自分がお客さんに出す飲み物としても緑茶はい筆頭に挙げられるでしょう。

 

しかし所違えばの言葉通り、お見合いの席や結婚式などおめでたい席では緑茶は敬遠されているのです。いや緑茶を出すのはタブー、と強くいう人もいます。一体なぜ日本人が大好きな緑茶が敬遠されるのでしょうか。

お見合いや結婚式などおめでたい席で緑茶は敬遠される理由

理由としては様々なことがいわれています。先ずその伝わり方や使い方などから、緑茶と仏教には深い関係があるという理由があります。

不祝儀に使われているという説

平安時代に中国から日本に渡ってきた緑茶は、留学僧が運んで来たといわれています。緑茶は眠気を覚ます効能が修行に役立つなど、仏教徒に親しまれてきました。戦国時代には禅の教えと結びつく侘び茶の作法が確立しました。

 

今でも葬儀や法事の返礼として緑茶が用いられています。緑茶を不祝儀のお返しにするのは、緑茶の葉は茶を出したらそのまま、つまり「戻らない」ということから不祝儀に使われているという説もあります。そのため緑茶は、お見合いの席や結婚式にはふさわしくないという考えが定着したのです。

緑茶を使ったことわざが影響している説

他には緑茶を使ったことわざが影響しているという理由があります。茶化すという言葉も、ふざけた印象で厳粛な場にはふさわしとはいえません。お茶を引くという言葉は客が来ないという意味ですが、本来は遊女や芸妓が使っていた言葉なのです。これもお見合いの席に使用するのは控えたい言葉です。

 

またお茶を濁すという言葉も「(濁って)相手のことが分からない」ということが連想され、お見合いの席で緑茶を出さない理由となっています。

お見合いの席では「濁らないものを出す」ということ

お見合いでは関東地方ではおもに桜湯、そして関西地方ではおもに昆布茶が使われています。桜湯のピンク色が華やかさとめでたさを表し、また昆布には「よろこぶ」が語呂合わせになるからといわれています。

 

加えて桜湯も昆布茶も濁りがないことも「(透明で)相手のことが分かる」という連想につながり好まれるともいわれています。

 

また濁りのないということは、女性の清純さや清らかさにも通じるという意味もあるようです。ちなみにお祝いの席では、味噌汁を出さずお吸い物を出すのが常識とされています。理由は緑茶と同じく「濁らないものを出す」ということです。

緑茶にはディープな男女関係を示唆するものもある

そして緑茶に関係ある言葉の中にはディープな男女関係を示唆するものもあり、お見合いの席なのでは敬遠される理由といわれています。

 

茶壷には女性自身を、そして茶柱には男性自身を指す隠語としても意味もあるのです。あまり知られてはいませんが、やはりお見合いの席にふさわしいとはいえません。

 

初対面の男性と女性が会う場ですので、避けたいものといえるでしょう。結婚式の披露宴などでも、ビールやワインや日本酒、ジュースやコーヒーは出てきますが、緑茶は頼まないと出てきません。

 

そういえば、と思い出す方もいるのではないでしょうか。やはりおめでたい席で出すものではないという認識があるからでしょう。お見合いや結納の席でも同様です。

緑茶のこと冠婚葬祭の席での常識のまとめ

このように冠婚葬祭の席では、生活している時には常識で普通のことだと思っていたことが、意外にもマナー違反になり、残念ながら恥かしい思いをする場合もでてきます。

 

緑茶ひとつでも、冠婚葬祭に大きく関わっているのです。世の中には様々なルールやマナーがあります。知らないでは通らない場合も多くあります。

 

特に冠婚葬祭のマナーは、知っていて当然とみなされているものが多いのです。近年では親戚関係も希薄になり、冠婚葬祭の場に赴く機会も多いとはいえません。だからこそ知っておくことが必要といえるのでしょう。