謝罪で「大変」と「誠に」をうまく使い分け、印象をよくしよう!

ビジネスシーン・文書
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ビジネスシーンにおいて、「申し訳ございません」と、謝罪の言葉を述べる機会は多いことと思います。そして、この言葉の頭に必ずといっていいほどつける言葉が「大変」「誠に」でしょう。この二つの言葉を、普段何気なくつけて使っている方が多いことと思います。

 

では、この二つの言葉は、どのように使い分ければいいのでしょうか。ここでは、それぞれの使い分け方について、解説したいと思います。

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「大変」の意味

 

まず「大変」とはどのような意味でしょうか。「大変」とは、普通の程度をはなはだしく超えているさまを意味します。「はなはだしく超えている」のが「程度」ですから、量的に超えているという意味になります。

 

つまり量としてとらえると、客観的な意味合いが強くなるのです。ですから「大変申し訳ございません」と相手に謝罪した場合、相手は客観的に「ああ、この人はかなり苦労したんだな」と、あなたの事を見る傾向が強くなります。

 

相手には、さほど深刻に受け止める必要はないが、それなりに苦労したんだなという印象を与えます。このことから、「大変申し訳ございません」を使う時は、相手にあまり深刻さを伝えたくない、慣例的な挨拶として使うのが良いです。

 

ビジネスシーンで「大変」をつけて謝罪する時は、職場内で失敗を犯し、同僚あるいは上司に謝罪する時に使うか、もしくは過ちの程度がさほど深刻でなく、相手に気を使った謝罪をする時に使うのが良いでしょう。

「誠に」の意味

 

では次に「誠に」はどうでしょうか。「誠に」とは、うそ偽りでなく、本心からそう思うさまを意味します。ここでポイントは、「本心からそう思う」という部分です。「大変に」は客観的な意味合いが強いですが、「誠に」はそれとは対照的に、心底から、心の奥底からという、深い心情を表す言葉だと言えます。

 

ですから「誠に申し訳ございません」と相手に謝罪した場合、相手は「ああ、この人はとんでもない過ちを犯して、心の底から悔やんでいるのだな」と、かなり深刻にあなたのことを受け止めます。つまり、相手はかなり深刻な事態だと、あなたの過ちを重く受け止め、神妙な気持ちになってしまいます。

 

そこだけ見ると、「誠に」の方が心底悔やんでいるという気持ちを相手に伝えられるので、より丁寧だと思えるかもしれません。しかしここで注意したいのは、その分、相手もかなり不安な気持ちになってしまうことです。この人がやらかしたことは、私にとってもかなりの不利益になることなのだなと、相手が不安に思ってしまうと、逆効果になりかねません。

「大変」と「誠に」の使い分け

 

このことから、「誠に申し訳ございません」を使う時は、確かに「大変」を使うよりはより丁寧な謝罪の仕方になりますが、自分の犯した過ちの程度や、相手の性格や気持ちを考え、臨機応変に使い分けねばなりません。

 

例えば、相手に与えるダメージがさほど深刻でない場合で、相手がまじめで神経質なタイプ、あるいは気が小さくて物事に不安を覚えやすいタイプの人であれば、できるだけ余計な不安を与えず、「大変」を使った方が良いでしょう。

 

ただ、気を付けなければならないのは、できるだけ余計な不安を与えないという気づかいがあるにせよ、謝罪は真摯な態度で行わねばなりません。しかしながら、もし相手に与えたダメージがかなり深刻で、取り返しがつかない場合には、潔く「誠に」を使うしかありません。そのような時に「大変」を使うと、却って相手が軽く思われていると受取り、余計に心象を悪くしてしまう可能性があるからです。

 

このようにビジネスシーンで、「大変」と「誠に」を何気なく使っている方は多いと思いますが、それぞれの意味を今一度よく考えて、相手の気持ちに立って使い分ける気遣いが必要だと言えるでしよう。